桜の樹の下には

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    『全てが何でもないこと』

                 名嘉睦稔

     

     櫻の樹の下には屍体が埋まつてゐる!

     これは信じていいことなんだよ。何故つて、櫻の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことぢやないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だつた。しかしいま、やつとわかるときが来た。櫻の樹の下には屍体が埋まつてゐる。これは信じていいことだ。

    ・・・・・・

     

     馬のやうな屍体、犬猫のやうな屍体、そして人間のやうな屍体、屍体はみな腐爛して蛆が湧き、堪らなく臭い。それでゐて水晶のやうな液をたらたらとたらしてゐる。櫻の根は貪婪な蛸のやうに、それを抱きかかへ、いそぎんちやくの食糸のやうな毛根を聚めて、その液体を吸つてゐる。

    梶井基次郎・著『櫻の樹の下には』

     

    ————

     

     

     (梶井基次郎の)『櫻の樹の下には』という作品は、そのタイトルの下の句として、「屍体が埋まっている」と続く。つまり、満開の桜は確かに美しいかも知れないが、その美しさは、その下に埋まった死体によって支えられているのではないかという、妄想に近い「負の想像力」が働いている。・・・・・・「櫻の樹の下には屍体が埋まっている」という一見奇怪なイメージは、確かに神経症的な妄想と隣り合わせではあるが、実は、人が本来的に抱く不安が呼び起こす一般的なものである。

    村上龍・著『櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。』

     

    ————

     

    いきなり何? という出だしのハッピーツリーのブログです。

     

    もし今日、初めて、弊社の『ハッピーツリー』という言葉に惹かれて

    ブログを読む方には、たいへん申し訳ありませんが、

    担当がかわった後の、このブログの存在に?が永遠に付き纏うかもしれません。

     

     

    いまはまだ貫禄のないタキザクラの子孫。

     

     

     

     

    まだまだ「山眠る」。

     

    仲田種苗園、沢田農場内にタキザクラを植栽いたしました。

     

    三春町はタキザクラで有名ですが、その子孫を沢田農場に移植いたしました。

     

    三春町の滝桜に関して、実のところ私には、

    あまりにも身近すぎて気付きませんでしたが

    農場長に教えられて初めて知りましたが、なんと日本三大桜の内の一つであります。

     

    農場長、技術主任を筆頭に三春町からタキザクラを堀り取りし、無事に沢田農場内に植栽いたしました。

     

     

     

     

     

     

    樹木には希望があり

     

    伐られてもまた芽を出し

     

    その若枝は絶えることがない。

     

    その根が地中でなくなり

     

    その株が土中で死んでも

     

    水の潤いによって芽を出し

     

    若木のように小枝を伸ばす。

    ヨブ記14:7

     

     

     ぜひ「山笑う」季節の頃、仲田種苗園に訪れていただきたいものです。

     

     

    ・・・・・・

     今こそ俺は、あの櫻の樹の下で酒宴をひらいてゐる村人たちと同じ権利で、花見の酒が呑めさうな気がする。  

    ・・・・・・

    梶井基次郎・著『櫻の樹の下には』

     

     

     

     

     


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